大聖寺山城は、JR山陽本線上郡駅の北西3キロにある大聖寺山の山頂に位置し、山麓からの比高は約200メートル。東西約35メートル、南北約90メートルの山城で、「安室(やすむろ)城」とも呼ばれています。
城の南方には中世山陽道を臨み、船坂峠を越えれば備前、北西の山伏峠の先には美作と、交通の要衝に位置していました。
主郭を含め三段の連郭式で、北尾根の岩盤を掘り込んだ堀切は見る者を圧倒します。規模は小さいものの畝状竪堀(うねじょうたてぼり)、堀切など戦国期の山城の形態をよく残しています。
見どころ ポイント (山城ピクトグラム) |
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コース タイム |
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標高 | 258m |
体力度 | ★★★★☆ |
技術度 | ★★★☆☆ |
対象 | 中級者 |
駐車場 | 岩木公民館の駐車場を利用可能 |
トイレ | 周辺にトイレはありません。 |
備考 | 上郡アルプスを楽しみながら登れます。 |
「赤松家播備作城記(あかまつけばんびさくじょうき)」によれば、応永年間(1394年~1428年)に赤松出羽守満貞(あかまつでわのかみみつさだ)が築城し、天文年間(1532年~1555年)に駒山城から安室五郎義長(やすむろごろうよしなが)が移り、天正年間(1573年~1592年)の安室大炊助(やすむろおおいのすけ)の時に落城したとされます。
戦国時代後半に浦上氏や宇喜多氏などの支城として利用された可能性があります。
実際に山城に登っている様子を動画でご覧いただけます。
登山口から登り、上郡アルプス縦走コース
合流地点に佇むお地蔵さん。
岩盤を大きく掘り込んだ堀切は圧巻です。
上郡アルプス縦走コースから大聖寺城跡へ南下する
分岐点のすぐ西にあるビューポイント。
低高度を飛行する羽田-岡山便を間近で
見られる絶景ポイントです。
※Googleマップでは駐車場をご案内しております。