龍野城は鶏籠山(けいろうさん)山頂の山城と現在の地の平山城との2期に分けられます。山城は約500年前、赤松村秀(あかまつむらひで)によって築かれ4代続きましたが、天正5年(1577年)豊臣秀吉に城を開け渡しました。その後山麓の平山城となり数回の城主交代があって、寛文12年(1672年)に信州飯田から入封した脇坂藩は明治まで続き、城主では赤穂城請取りの安照、寺社奉行の時、延明院事件を裁いて老中になった安董(やすただ)、井伊直弼が殺された桜田門外の変当時の老中安宅(やすおり)などが有名です。現在の城は昭和54年(1979年)に昔の絵図に基づいて復元されたものです。
TEL 0791-63-0907